市坪哲センター長、岡本範彦准教授 空気中の水分の脱挿入が容易な層状構造化合物を発見 -低温廃熱の蓄熱材料として幅広い環境下での応用に期待-
二酸化マンガンは電池の電極活物質に用いられるとても身近な材料ですが,蓄熱材料として積極的に活用された例はありませんでした。東北大学金属材料研究所の畠山拓也氏(東北大学大学院工学研究科 博士課程学生)および市坪哲教授、岡本範彦准教授らの研究グループと株式会社リガク熱分析機器事業部は、二酸化マンガンの結晶構造が異なる各種の相(多形)に関する広範な調査の結果、層状構造を有する二酸化マンガンが、繰り返し使える高性能な蓄熱材料として利用可能であることを発見しました。
本成果は2022年3月17日に、Nature Communications誌にオンラインで公開されました。 [DOI: 10.1038/s41467-022-28988-0]
 図: 層状二酸化マンガンδ-K0.33MnO2∙nH2Oの水インターカレーション反応
詳細:プレスリリース本文
本件に関するお問い合せ先(研究内容)
教授 市坪 哲(イチツボ テツ)
TEL:022-215-2372(構造制御機能材料学研究部門) E-mail:tichi*imr.tohoku.ac.jp
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