構成メンバー
省エネ・エネルギー発生を目指した窒化物半導体材料の開発

電子材料物性学研究部門
松岡 隆志(まつおか たかし)
教授
1978年日本電信電話公社 武蔵野電気通信研究所に入所し、
NTT物性科学基礎研究所を経て、2005年東北大学 金属材料研究所 教授。
その間、現用の光通信用光源の実用化とともに、青色発光材料として
InGaAlNを提案、InGaN単結晶薄膜成長およびフォトルミネッセンスの
観測などの青色LED実現への先進的役割を果たす。
専門は半導体工学。現在、省エネとエネルギー発生を目指し、窒化物半導体材料の開
発を行っています。
省エネ材料・素子
私たちは、省エネとエネルギー発生の観点から電子材料の研究開発に取り組んでいます。
現在取り上げている材料は、青色発光ダイオードに用いられている窒化物半導体です。
1987年のInGaAlNの提案以来、インジウムを含む系について、有機金属気相成長法による
エピタキシャル成長、混晶材料の混和領域の予測、成長用基板の提案、結晶極性および
物性の研究を進めてきました。現在は、通信容量の増大に答えられる
高密度波長多重通信実用化に向けた温度安定性に優れた光源、省エネ照明として
蛍光材料を用いない白色LED、および、高効率太陽電池の研究を、
窒化物半導体の材料創製から進めております。
本材料は、高出力・高速電子素子への応用も期待されております。
主要業績
1. 松岡隆志ほか 1984年欧州光通信 会議最優秀論文賞など
2. 松岡隆志 平成18-23年度 JST-CREST「温度安定性に優れた光通信用InN半導体レーザの
研究」研究代表
3. 松岡隆志ほか 平成21-25年度 JST-CREST「励起子吸収による増感を利用した高効率太陽
電池の研究」
4. 松岡隆志、平成24-26 年度、科研費 基盤研究C「モノリシック白色光源のための窒化物半導
体赤色発光層の開発」
連絡先
URL: http://www.matsuoka-lab.imr.tohoku.ac.jp/
TEL : 022-215-3067 / FAX: 022-215-2302