パワー半導体β-Ga₂O₃の特性を左右する 水素の準安定状態を解明 -材料中の微量水素が持つ「2つの顔」に迫る-

半導体材料の電気特性はその中に微量に存在する水素によって大きく左右されるが、その原子レベルでのメカニズムを調べる手段は極めて限られている。東北大学金属材料研究所の岡部博孝特任助教、茨城大学理工学研究科の平石雅俊研究員、高… 続きを読む »

室温でマグネシウム蓄電池から 大量のエネルギーを取り出せる正極材料を開発

-リチウムイオン電池を置き換える安価で 高性能の蓄電池実現に向け大きな一歩-  E-IMRの市坪哲センター長が参画する、東北大学多元物質科学研究所 小林弘明講師および慶應義塾大学 今井宏明教授らの研究チームは、マグネシウ… 続きを読む »

二酸化炭素の吸着で磁石になる多孔質材料を開発

~ガス吸着に伴う構造変化に起因する磁気相変換は世界初~  国立大学法人東北大学金属材料研究所の高坂亘准教授と宮坂等教授の研究グループは、近畿大学理工学部の杉本邦久教授および公益財団法人高輝度光科学研究センターの河口彰吾主… 続きを読む »

E-IMR 2022年度ワークショップ開催

毎年12月に開催しているワークショップを12月22日(木)13時から行います。ぜひ、ご参加ください。詳細は『アーカイブ>ワークショップ』でもご確認いただけます。

排ガス浄化のための酸素貯蔵セラミックスを低温作動化

ーEUの排ガス規制厳格化への対応に期待ー
東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻の高村仁教授(金属材料研究所先端エネルギー材料理工共創研究センター兼任)らは、セリウム・ジルコニウム系酸化物にコバルトと鉄を固溶させ、400 ℃という低い作動温度で従来の13.5倍の酸素貯蔵量を達成しました。

貴金属不要な低コスト・高効率水素発生用の触媒候補材を開発 

ー脆く溶けにくく加工性の悪い金属間化合物の3次元ナノ構造化を実現ー
東北大学金属材料研究所の加藤秀実教授(非平衡物質工学研究部門、先端エネルギー材料理工共創研究センター兼任)、大学院工学研究科博士後期課程3年生の宋瑞瑞(日本学術振興会特別研究員)および学際科学フロンティア研究所の韓久慧助教(研究当時)らの研究グループは、金属液体中で生じる脱成分反応を利用した独自の「金属溶湯脱成分法(Liquid Metal Dealloying Method)」を用いて、従来法では困難であったMo-Co系金属間化合物の共連続ナノポーラス化に成功しました。