投稿者「e-imr_s1」のアーカイブ

低温で良質なナノセルラーグラフェンの大面積化に成功 ―豊富な資源を使うナトリウムイオン電池の本格的な実用化に期待―

発表のポイント 概要  炭素原子が六角形に結合した原子1個分厚さの2次元シートのグラフェンが複数積層し、表面にナノスケールの凹凸を付与して高比表面積化したナノセルラーグラフェン(NCG)は、電子・エネルギーデバイス、セン… 続きを読む »

素粒子ミュオンで半導体材料における水素の挙動を解明 〜次世代不揮発性メモリー開発に期待~

本研究成果のストーリー 概要   半導体の電気特性は材料中に存在する不純物の量に左右されることが知られています。例えば純度の高いシリコンはほとんど電気を通しませんが、微量のリンやホウ素を添加すると電気抵抗が下がり、半導体… 続きを読む »

トポロジカル磁性体の磁気熱電効果で起電力生成に成功 ―ゼロ磁場下でも熱電変換動作が可能で創エネや省エネに期待―

発表のポイント 概要   電子産業におけるエネルギーの効率的な利用への要請が強まる中、熱を電気に変換する熱電変換材料に注目が集まっています。トポロジカル物質科学の分野では、巨大な磁気熱電効果を示す磁性体が報告されており、… 続きを読む »

二酸化炭素の吸着で非磁石を磁石に変えることに成功 ガス吸着による磁気スイッチ開発に進展

発表のポイント 概要  磁石は身の回りでありふれた材料ですが、分子で創ることにより、従来の磁石では実現不可能であった機能性の付加や磁石機能の制御が可能になります。 東北大学金属材料研究所の高坂亘 准教授と宮坂等 教授の研… 続きを読む »

二酸化炭素の吸着により多孔性磁石の性能向上に成功 ―局所的な構造ゆらぎと電荷ゆらぎの抑制に起因―

発表のポイント 概要  磁石(磁性体)は家電製品や電気自動車からハードディスク等、身の回りで様々に用いられ、よく知られた材料です。磁性体の相転移温度低下は、時として熱運動による構造ゆらぎや電荷ゆらぎの「欠陥」によりもたら… 続きを読む »

E-IMRの岡本範彦准教授が、JST戦略的創造研究推進事業ALCA-Nextに採択されました

科学技術振興機構「戦略的創造研究推進事業 先端的カーボンニュートラル技術開発(ALCA-Next)」に、金属材料研究所の岡本範彦准教授の研究開発提案が採択されました。 ALCA-Nextは、カーボンニュートラルへの貢献と… 続きを読む »

無害で安価な新規太陽電池材料の発見 人類最初のセレン太陽電池からヒントを得て

太陽電池は環境に優しいエネルギー源として過去数十年にわたり高い注目を集めてきました。太陽電池の中核をなす光を電気に変換する材料には、主に元素周期表14族(Ⅳ族)のシリコンが使われてきました。しかしシリコンは電気への変換効… 続きを読む »

金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF) において光照射により予期せぬ超高速構造変化を発見 -光励起による強誘電性発現などにより新規超高速光応答デバイスの開発へ-

東北大学 金属材料研究所の宮坂等教授および高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の岩野薫講師(故人)の研究チームは、東京工業大学 理学院 化学系のSamiran Banu(サミラン・バヌ)大学院生(博士後期課程3… 続きを読む »

X線顕微鏡で薄膜型全固体電池を“丸ごと”可視化 -電池反応・劣化挙動を総合的に理解し性能向上に貢献-

電解質を液体から固体に変えた全固体電池は、液漏れによる発火の心配がなく、高温・高圧下などの極限環境でも安全に使用できることから、次世代の二次電池として注目されています。しかし電極/固体電解質界面における大きな界面抵抗や繰… 続きを読む »